【1級FP監修】米国株式レポート2025.3.4

米国株式、米国半導体株式SOXの投資信託など保有している方、関心のある方向けのFP LETTER 絞り込み情報配信です。
マーケット情報
3月4日から発動予定のメキシコ・カナダへのトランプ関税が予定通り発動する懸念から、米国時間3月3日の米国株式市場の3指数は大幅安となり、3月4日の日本株式市場も全面安となりました。
過ぎた1月27日、中国の人工知能(AI)開発企業、DeepSeek(ディープシーク)の低コストな生成AIアプリが米国のアプリストアにおけるダウンロード数で一時首位に立ったことから、今後の生成AIの投資に懐疑的な【ディープシークショック】として、S&P500とNASDAQは大幅な下落となりました。
米国株を牽引していたAI半導体のエヌビディア時価総額が17%下落【5890億米ドル減】並びにデータセンター、電力株など米国株式全体の波及しました。
米国ブルームバーグ通信によると、人工知能(AI)開発企業、DeepSeek(ディープシーク)は、競合する米オープンAIのデータ不正利用、第三国経由の半導体輸出規制を迂回した疑いが浮上しています。
しかし、DeepSeek(ディープシーク)は、米国の中国に対して強まる半導体輸出規制なかで、廉価版のGPUの使用、研究開発を行い低コストな生成AIを開発に成功しました。
【イノベーションは競合、競争から生み出されます。】
今後、社会に生成AIが普及、利用が広がれば演算処理能力が高いエヌビディアの半導体需要が高まるとの見方もあり、2月26日エヌビディア決算からも、需要となり追い風という説明がありました。
米国の企業決算発表が相次ぐなか、現在S&P500採用銘柄485社が決算発表を行い、1株当たりの利益EPSが市場予想を上回るポジティブサプライズ比率が74%と高水準を確保しています。安心な材料となっています。
2023年から2024年にかけて、米国株式市場は実際の一株当たりの利益より、大きく株価を上げた側面があります。
今後、株価の上昇軌道が落ち着き、一株当たりの増益軌道と一致する可能性があることを投資家は心に留めておきましょう。
経済指標のスケジュールから、今週の米国・ISM非製造業景気指数2月、米国の雇用統計、来週の米国の消費者物価指数、再来週の米国小売売上高、日銀の金融政策決定会合など、株価・為替のボラティリティ(価格変動)の大きく値動きが予想されます。
投資家の皆様は、積立投資や一括投資を引き続き長期の目線で「心の余裕」を持って、米国株式の資産運用に取り組みましょう。
株価は長期的な視点に立てば、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件、1株当たりの利益EPSなど)に比例すると考えます。
皆様の資産運用を応援していますお気軽に相談ください。
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