【1級FP監修】米国株式レポート7/26
米国株式の投資信託など保有している方、関心のある方向けのFP LETTER 情報配信です。
先々週12日、先週15~19日にかけて、11日の米国消費者物価指数(CPI)が前月比下落に転じて、【米国の9月利下げシナリオ】が濃厚となり、日米の金利差縮小が予想され、為替がドル安円高方向に流れました。そして、生成AIを中心とするITや半導体大手の【利益確定】の売りや同時にバイデン政権の中国に対する今まで以上の【半導体関連の貿易制限発表の検討】という一部報道の影響も見られます。
その結果、投資信託で構成する株式の下落と為替が円高方向に流れた効果が相まって大きな下落となりました。その後、米国株価指数の終値は今週22日(月)の米国株価指数の終値はS&P500は1.07%、NASDAQ100は1.54%の上昇しましたが、翌日以降も株価指数の下落が続いています。
2024年に入り、米国株式は大きく上昇し、過去の年間の幾何平均リターンを大きく超えています。株価の上昇スピードが企業業績の上昇スピードよりも早かった分株価が調整する局面や11月の大統領選挙を巡る不透明感から株価の変動しやすい地合いは続くと予想されます。
25日発表の4~6月実質国内総生産GDP速報値は前期比2.8%増え、予想を上回る結果でした。今後、各企業の決算発表から業績上昇が確認できれば生成AIや半導体、大手テック企業など株価の上昇に確証ができます。
投資家の皆様は、積立投資や一括投資を引き続き長期の目線で「心の余裕」を持って、米国株式の資産運用を取り組みましょう。
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