【FP1級監修】FPが考える生命保険、医療保険加入の考え方
もっとも身近な金融商品の一つに「生命保険」があります。日本人は良く保険が好きだなんて表現され、生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率はなんと約90%です。
日本人の10人に9人は生命保険などに加入している統計です。
今後、生命保険商品を賢く選ぶことによって、無駄な保険料を削減することが可能です。節約できた保険料を自分や家族のために使ったり、将来の必要資金のため、投資に回すことができます。
今回は保険を検討する際のPrivateFp流の考え方を紹介します。
①保険の本質とは「リスクの変換」
保険の役割は、リスクなどの経済的損失に備えることができます。もう少し深堀りすると、日頃から支払う保険料と実際にリスクが発生したら保険会社から受取れる保険金の二つがあります。
保険会社は、死亡率、予定利率、予定事業費率から算出した保険料を契約者から集め、それを基にリスクが遭った方、保険金受取人に保険金を支払います。
このことにより、「発生するリスク・経済的損失」を「支払う保険料」に変換できます。
この「リスクの変換」が保険の本質です。
保険加入の際は、もし万が一起きてしまったリスク・経済的損失の金額やその確率・頻度と照らし合わせて、加入する保険料が適切かどうか考える必要があります。
頻度が多いリスクに保険を加入してしまうと保険料は高く、逆に頻度が少ないリスクは保険料が安くなります。
②リスクに備える社会保険制度
人生の中で様々なリスクに対応するために、私たちは社会保険制度に加入しています。
将来の生活資金や障害時の生活資金、死亡した場合残った遺族の生活資金などの年金保険、病気やケガの医療費、働けなくなった時の医療保険、介護の費用を抑える介護保険、勤め先の倒産、教育訓練給付、介護・育児の休業補償の雇用保険、労働者のケガ・病気、死亡した場合の生活を支える労災保険があります。
社会保障制度の対象になっているリスクは、きちんと制度を利用することが大切です。
社会保険料をしっかり払っていますので、遠慮せず利用しましょう。社会保険料は、自分自身で支払っている保険料と事業主が支払っている保険料を合わせると月収の約3割近くは社会保険料を支払っていることになります。
リスク・経済的損失が社会保険制度でカバーされない部分、足りない経済的損失を、今ある金融資産や資産形成で資産を増やしたり、民間保険商品で補うという考え方が大事です。
③1人ひとり違う、リスクと価値観
最後は、1人ひとり違うリスク・経済的損失と価値観です。
1人ひとり、リスク(死亡や入院、働けなくなった時)の経済的損失額が違います。その方の家族構成、職業、加入の健康保険組合、生活環境、金融資産などで変動します。
民間保険商品の保障に求める価値観も、人によって違いがあります。社会保険制度で十分と考える方や必要最低限で良しとする方、逆に今後の金銭的心配がないほど、多く保険金を受取りたい方などいろんな考え方あります。
必要保障額や民間生命保険に求める考え方は1人ひとり違います。
この3つが保険加入する際の大切な考え方です。
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